※参加者の所属・役職・プロフィール内容は開催当時のものです。
ワークショップ2012 ヤンゴン

「アジアにおける社会イノベーション」
本田財団は、2012年6月14日ミャンマーの首都ヤンゴンにて「アジアにおける社会イノベーション」と題したワークショップを、ミャンマー元日本留学生協会(MAJA)と共催しました。
当日は本田財団の代表団、MAJAの幹部をはじめ、在ミャンマー日本大使館スタッフやJICA事務所長、女性支援民間団体、現地の学生など、100名超が参加しました。
まず財団代表より、先進国―発展途上国間の科学技術連携、次に、アジアにおける女性の地位向上や社会進出について講演を行いました。講演後は、現在急速な民主化が進むミャンマーにおいて、従来の社会構造をグローバル化に向けてどのように変革していくべきか、会場一体となった熱い議論が交わされました。 本田財団にとって、ミャンマーでの初のイベントとなった本ワークショップを契機とし、今後もミャンマーでの活動を展開していきたいと考えています。
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開会の挨拶をする
ミイン・ウェイ MAJA会長
本田財団への歓迎と感謝の意に続き、MAJAの活動とメンバーを紹介。本ワークショップを通じての活発な議論と、将来にわたる緊密な関係構築への期待を述べた。
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「国家の勢いと科学技術外交」と題し講演する
薬師寺泰蔵(公財)世界平和研究所研究顧問
日本が発展途上国と地球規模の課題に取り組む研究プログラム「SATREPS」を例に、発展途上国が日本から学んだ技術で自国の諸問題を解決し、その成果を逆に日本が学ぶ発展的互恵関係を紹介。模倣で終わらず、国状に適した形で応用することがミャンマー独自のイノベーションに繋がると述べた。
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「日本・アジアにおける女性進出と大学の国際化」と題し講演する
松本和子ビジョン開発㈱研究開発本部長
男女間で格差があった戦前の日本の教育制度が、戦後どう発展してきたかを解説。また近年の少子高齢化と経済・産業構造の変化から、女性・外国人の社会進出を担う日本の大学の現状と課題を指摘。アジアにおける女性の地位向上には、平等な教育制度と国際的な女性指導者同士のネットワーク作りが重要だと述べた。
質疑応答の様子
会場の様子