本田賞は、エコテクノロジーの観点から、次世代の牽引役を果たしうる新たな知見をもたらした個人またはグループの努力を評価し、毎年1件その業績を讃える国際褒賞です。
本田賞の特徴は、いわゆる新発見や新発明といった狭義の意味での科学的、技術的成果にとどまらず、エコテクノロジーに関わる新たな可能性を見出し、応用し、共用していくまでの全過程を視野に、そこに関わる広範な学術分野を対象としているところにあります。
自らの研究に心血を注ぎ、新たな価値を生み出した科学技術のトップランナーを支援する事が、やがてその叡智を、私達が直面する課題解決に役立てていくための第一歩となります。この観点から、当財団では今後も幅広い視野のもと、さまざまな分野の業績にスポットを当てていきたいと考えています。
賞状
日本の伝統技術と近代技術の調和を表現すべく、カバーには日本のすぐれた伝統工芸である佐賀錦を使用し、内側には和紙に紅葉を漉き込み配されている。
この本田賞が、日本で生まれた賞であること、そしてまた、どんなに技術が進歩しても、その核となるものが人の心と手であることを伝えたいとの願いが込められている。
副賞
1,000万円
メダル
デザインの中心となっている円は、日本をシンボライズすると同時に、新しい技術の完成を象徴している。素材は純銀の地金に金メッキと、いずれも現代技術の粋が集められた。