現代社会が抱えている真の問題を見極め、問題を解決する手法(エコテクノロジー)を見出すために、当財団では設立以来、専門分野の枠を超えて研究者が一同に会する機会を国際社会に提供してきました。
こうした交流機会の提供は、「科学技術で人に夢を与え、幸福をもたらしたい」という当財団の理念を実現する上で、最も重要な活動のひとつと捉えており、時代を先取りしたテーマ設定のもと、常に実り豊かな議論が展開できるよう努めていきました。
とくにDISCOVERIESと名づけられた国際シンポジウムは、当財団設立のきっかけでもあり、科学技術交流の目玉として計11回(1976年~1993年)にわたり開催し、大きな反響を呼びました。『現代文明の巨大危機への認識と対応』(77年)『人類に役立つ資源と技術』(84年)『多様化時代の人間環境』(87年)など、20数年を経た現代の問題意識に直結するテーマ設定のもと、多種多様な議論を展開してきた経緯があります。
生前、本田宗一郎は財団主催のイベントに必ず出席し、いつも最前列で議論の行方を見守り、参加者と語り合いました。当財団ではこのスピリットを受け継ぎ、今もあらゆる交流イベントにおいて、率直な意見が飛び交うフランクな環境づくりを何よりも重視しています。
Discoveries | 国際シンポジウム | セミナー | フォーラム | ワークショップ | |
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1976 | 東京 | ||||
1977 | ローマ | ||||
1978 | パリ | 東京 | |||
1979 | ストックホルム | ||||
1980 | 東京 | ||||
1981 | |||||
1982 | コロンバス | ||||
1983 | ロンドン | クアラルンプール | アニェリ共催 トリノ |
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1984 | メルボルン | アニェリ共催 東京 |
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1985 | ブリュッセル | アニェリ共催 トリノ |
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1986 | アニェリ共催 東京 |
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1987 | ウィーン | AUS科学 アカデミー 共催東京 |
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1988 | アニェリ共催 トリノ |
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1989 | 科学技術 シンポジウム |
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1990 | |||||
1991 | ボン | ||||
1992 | 台湾 | ||||
1993 | トロント | オタワ | |||
1994 | エコテクノロジー 東京 |
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1995 | |||||
1996 | ウィーン | ||||
1997 | |||||
1998 | 北京 | ||||
1999 | |||||
2000 | 日・韓 ソウル | ||||
2001 | |||||
2002 | 日・中・韓 東京 | ||||
2003 | |||||
2004 | |||||
2005 | ハノイ | ホーチミンシティ | |||
2006 | |||||
2007 | ニューデリー | ||||
2008 | タイ | ||||
2009 | |||||
2010 | |||||
2011 | |||||
2012 | ジャカルタ | ヤンゴン | |||
2013 | |||||
2014 | リヤド | ||||
2015 | |||||
2016 | タシケント | ||||
2017 | |||||
2018 | アスタナ | ||||
2019 | プノンペン |