※受賞者の所属・役職・プロフィール内容は受賞当時のものです。

生まれ
1953年1月17日 オーストリア ウィーン
学歴
1971-1976:カールスルーエ工科大学(1年次)およびウィーン工科大学にて電気工学を専攻
1976:ウィーン工科大学 電気工学修士
1979:ウィーン工科大学 工学博士
1998:ウィーン工科大学 電気工学部において生体医工学分野の教授資格取得
研究歴・職歴
1975:ウィーン工科大学 一般電気工学・電子工学研究所 研究助手マルチチャンネル人工内耳に関する研究を開始。
1976-1986:ウィーン工科大学 一般電気工学・電子工学研究所 助教
1977:12月16日、アーウィン・ホフマイヤー博士との共同研究開発の結果、ウィーンにて外科医クルト・ブリアン教授による世界初のマイクロエレクトロニクスを用いたマルチチャンネル人工内耳の埋め込み手術に成功。
1979:米国カリフォルニア州スタンフォード大学 医学エレクトロニクス研究所 客員准教授
1981-1989:3M社(米国ミネソタ州セントポール)神経補綴コンサルタント
1986-1989:インスブルック大学 応用物理学研究所 助教(生体医工学講義担当)
1990-:1980年代にインゲボルグ・ホフマイヤーとアーウィン・ホフマイヤーによって設立されたMED-EL社は、1990年に最初の従業員を採用。以来、インゲボルグ・ホフマイヤーはCEO兼CTO(最高技術責任者)として、社内の研究開発チームを牽引してきた。当初1名で発足したチームは現在510名の科学者・エンジニアを擁する規模に成長し、聴覚インプラントやその他の神経補綴分野の発展に日々貢献している。現在、同社の従業員数は世界39拠点で合計3,000名に達している。これまで140カ国の医療機関において、あらゆる年齢層の数十万人の人々がMED-EL社製品のインプラント手術を受けている。社内での研究開発に加え、世界各国の大学や著名な研究機関との200件に及ぶ共同研究により、能動型聴覚インプラント分野のさらなる発展に寄与している。基礎科学研究を臨床研究へと繋げるトランスレーショナルリサーチ(橋渡し研究)が、インゲボルグ・ホフマイヤーとそのチームの活動の中核となっている。その成果として、新たな患者層向けのソリューションが開発され、それまでの人工内耳の適応対象に比べ、聴神経への電気刺激による効果が期待できる患者数が飛躍的に増加した。こうしたトランスレーショナルリサーチにより、低侵襲性ながら蝸牛の全長をカバーする長尺電極と音響信号の符号化方式の最適な組み合わせが実現し、現在では臨床現場で日常的に広く用いられている3つの新たな適応が確立された。すなわち、1)十分な残存聴力がある場合に、内耳の聴力および構造を維持しつつ人工内耳を用いた治療を受けること(EAS:電気刺激と音響刺激の併用)、2)両側人工内耳埋め込み手術を受けること、3)一側性難聴において人工内耳埋め込み手術を受けること、の3つである。これらはいずれも、あらゆる年齢層の装用者の生活の質を著しく向上させる治療であり、現在多くの医療制度において保険適用の対象となっている。電気刺激、あるいは音響刺激と電気刺激の併用により、両側聾、両側の中等度から重度の難聴、そして一側性難聴の成人および小児において、ほぼ正常に近い聴覚機能の回復が可能となっている。デキサメタゾン放出型人工内耳および完全埋込型人工内耳のヒトを対象とした実現可能性試験が実施され結果が公表されており、現在、承認取得に向けた多施設共同研究が進行中。
2002-:振動刺激を利用した能動型聴覚インプラントやその他の神経補綴分野への拡張およびトランスレーショナルリサーチの実施に加え、近年ではロボット支援手術や内耳への薬物送達といった領域の研究開発にも取り組んでいる。
受賞歴・勲章・名誉博士・名誉会員(抜粋)
1977:欧州固体回路会議(ESSCIRC)最優秀論文賞(ドイツ・ウルム)
1983:ロータリークラブ レオナルド・ダ・ヴィンチ賞
2004:ドイツ・ミュンヘン工科大学 名誉医学博士号
2010:オーストリア・インスブルック医科大学 名誉医学博士号
2013:オーストリア・インスブルック大学 名誉評議員ラスカー・ドゥベーキー臨床医学研究賞(米国・ニューヨーク)
2014:オーストリア研究財団 ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン賞
2015:全米技術アカデミー フリッツ・J&ドロレス・H・ラス賞オーストリア・チロル州 名誉勲章オーストリア・ウィーン工科大学 ヨハン・ヨーゼフ・リッター・フォン・プレヒトル・メダル
2016:エドゥアルト・ライン財団 技術賞(ドイツ・ミュンヘン)
2017:ドイツ・ガルプセン友の会 名誉勲章
2018:ベルン大学 名誉博士号国際耳鼻咽喉科学会(CORLAS) シャンボー賞
2020:スウェーデン・ウプサラ大学 名誉医学博士号
2021:オーストリア・インスブルック大学 名誉自然科学博士号
2022:ベルギー・リエージュ大学 名誉医学博士号オーストリア生体医工学会 名誉会員オーストリア共和国功績勲章
2023:IEEEアレクサンダー・グラハム・ベル・メダル
2025:頭蓋底外科学会 ホルスト・ショイネマン・メダルオーストリア科学アカデミー(ÖAW) ハンネス・アンドロッシュ賞
2026:エリザベス女王工学賞米国・ミシガン大学 名誉工学博士号
学会等の会員(過去・現在)
米国医療機器振興協会(AAMI)、米国音響学会(ASA)、IEEE シニアメンバー、国際人工臓器学会(ISAO)、ニューヨーク科学アカデミー、ドイツ聴覚学会(DGA) 名誉会員、オーストリア耳鼻咽喉科学会 名誉会員、国際耳鼻咽喉科学会(CORLAS)、オーストリア科学アカデミー 名誉会員、ベルギー科学アカデミー
その他の役職(過去・現在)
オーストリア研究・技術開発評議会 諮問委員、ドイツ聴覚学会(DGA)理事、AplusBセンター 理事、国際聴覚財団 評議員、レーベンスラウム・チロル 理事
出版物・特許
人工内耳、医療機器、神経補綴、音声・言語処理技術の分野において100編以上の学術論文を発表し、学会等で多数の講演を行うほか、50件以上の特許の発明者または共同発明者となっている。
1953年1月17日 オーストリア ウィーン
学歴
1971-1976:カールスルーエ工科大学(1年次)およびウィーン工科大学にて電気工学を専攻
1976:ウィーン工科大学 電気工学修士
1979:ウィーン工科大学 工学博士
1998:ウィーン工科大学 電気工学部において生体医工学分野の教授資格取得
研究歴・職歴
1975:ウィーン工科大学 一般電気工学・電子工学研究所 研究助手マルチチャンネル人工内耳に関する研究を開始。
1976-1986:ウィーン工科大学 一般電気工学・電子工学研究所 助教
1977:12月16日、アーウィン・ホフマイヤー博士との共同研究開発の結果、ウィーンにて外科医クルト・ブリアン教授による世界初のマイクロエレクトロニクスを用いたマルチチャンネル人工内耳の埋め込み手術に成功。
1979:米国カリフォルニア州スタンフォード大学 医学エレクトロニクス研究所 客員准教授
1981-1989:3M社(米国ミネソタ州セントポール)神経補綴コンサルタント
1986-1989:インスブルック大学 応用物理学研究所 助教(生体医工学講義担当)
1990-:1980年代にインゲボルグ・ホフマイヤーとアーウィン・ホフマイヤーによって設立されたMED-EL社は、1990年に最初の従業員を採用。以来、インゲボルグ・ホフマイヤーはCEO兼CTO(最高技術責任者)として、社内の研究開発チームを牽引してきた。当初1名で発足したチームは現在510名の科学者・エンジニアを擁する規模に成長し、聴覚インプラントやその他の神経補綴分野の発展に日々貢献している。現在、同社の従業員数は世界39拠点で合計3,000名に達している。これまで140カ国の医療機関において、あらゆる年齢層の数十万人の人々がMED-EL社製品のインプラント手術を受けている。社内での研究開発に加え、世界各国の大学や著名な研究機関との200件に及ぶ共同研究により、能動型聴覚インプラント分野のさらなる発展に寄与している。基礎科学研究を臨床研究へと繋げるトランスレーショナルリサーチ(橋渡し研究)が、インゲボルグ・ホフマイヤーとそのチームの活動の中核となっている。その成果として、新たな患者層向けのソリューションが開発され、それまでの人工内耳の適応対象に比べ、聴神経への電気刺激による効果が期待できる患者数が飛躍的に増加した。こうしたトランスレーショナルリサーチにより、低侵襲性ながら蝸牛の全長をカバーする長尺電極と音響信号の符号化方式の最適な組み合わせが実現し、現在では臨床現場で日常的に広く用いられている3つの新たな適応が確立された。すなわち、1)十分な残存聴力がある場合に、内耳の聴力および構造を維持しつつ人工内耳を用いた治療を受けること(EAS:電気刺激と音響刺激の併用)、2)両側人工内耳埋め込み手術を受けること、3)一側性難聴において人工内耳埋め込み手術を受けること、の3つである。これらはいずれも、あらゆる年齢層の装用者の生活の質を著しく向上させる治療であり、現在多くの医療制度において保険適用の対象となっている。電気刺激、あるいは音響刺激と電気刺激の併用により、両側聾、両側の中等度から重度の難聴、そして一側性難聴の成人および小児において、ほぼ正常に近い聴覚機能の回復が可能となっている。デキサメタゾン放出型人工内耳および完全埋込型人工内耳のヒトを対象とした実現可能性試験が実施され結果が公表されており、現在、承認取得に向けた多施設共同研究が進行中。
2002-:振動刺激を利用した能動型聴覚インプラントやその他の神経補綴分野への拡張およびトランスレーショナルリサーチの実施に加え、近年ではロボット支援手術や内耳への薬物送達といった領域の研究開発にも取り組んでいる。
受賞歴・勲章・名誉博士・名誉会員(抜粋)
1977:欧州固体回路会議(ESSCIRC)最優秀論文賞(ドイツ・ウルム)
1983:ロータリークラブ レオナルド・ダ・ヴィンチ賞
2004:ドイツ・ミュンヘン工科大学 名誉医学博士号
2010:オーストリア・インスブルック医科大学 名誉医学博士号
2013:オーストリア・インスブルック大学 名誉評議員ラスカー・ドゥベーキー臨床医学研究賞(米国・ニューヨーク)
2014:オーストリア研究財団 ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン賞
2015:全米技術アカデミー フリッツ・J&ドロレス・H・ラス賞オーストリア・チロル州 名誉勲章オーストリア・ウィーン工科大学 ヨハン・ヨーゼフ・リッター・フォン・プレヒトル・メダル
2016:エドゥアルト・ライン財団 技術賞(ドイツ・ミュンヘン)
2017:ドイツ・ガルプセン友の会 名誉勲章
2018:ベルン大学 名誉博士号国際耳鼻咽喉科学会(CORLAS) シャンボー賞
2020:スウェーデン・ウプサラ大学 名誉医学博士号
2021:オーストリア・インスブルック大学 名誉自然科学博士号
2022:ベルギー・リエージュ大学 名誉医学博士号オーストリア生体医工学会 名誉会員オーストリア共和国功績勲章
2023:IEEEアレクサンダー・グラハム・ベル・メダル
2025:頭蓋底外科学会 ホルスト・ショイネマン・メダルオーストリア科学アカデミー(ÖAW) ハンネス・アンドロッシュ賞
2026:エリザベス女王工学賞米国・ミシガン大学 名誉工学博士号
学会等の会員(過去・現在)
米国医療機器振興協会(AAMI)、米国音響学会(ASA)、IEEE シニアメンバー、国際人工臓器学会(ISAO)、ニューヨーク科学アカデミー、ドイツ聴覚学会(DGA) 名誉会員、オーストリア耳鼻咽喉科学会 名誉会員、国際耳鼻咽喉科学会(CORLAS)、オーストリア科学アカデミー 名誉会員、ベルギー科学アカデミー
その他の役職(過去・現在)
オーストリア研究・技術開発評議会 諮問委員、ドイツ聴覚学会(DGA)理事、AplusBセンター 理事、国際聴覚財団 評議員、レーベンスラウム・チロル 理事
出版物・特許
人工内耳、医療機器、神経補綴、音声・言語処理技術の分野において100編以上の学術論文を発表し、学会等で多数の講演を行うほか、50件以上の特許の発明者または共同発明者となっている。






