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懇談会レポート

2017年06月19日

第142回
「ホンダジェットの開発と認定」
2017年6月19日 ホテルオークラ東京
本田技研が航空機の開発を開始したのは1986年のこと。藤野氏は開発プロジェクトスタート時からのメンバーであり、小型ビジネスジェット機「HondaJet」の生みの親です。 従来、小型ビジネスジェットは手軽に利用できる一方で巡航速度が遅い、客室や荷室が狭い、室内騒音が大きいなどの短所がありました。HondaJetは主翼の上にエンジンを配置する画期的な設計により、高高度・高速巡航や、広い客室と荷室、さらには客室内の静粛性向上を実現。このカテゴリーで現在の市場シェアは50%を超えています。 藤野氏は今回、要素技術研究から技術開発・地上試験、実機による性能実証、そして量産化するための型式証明の取得に至るまでの取り組みを紹介。飛行機開発において重要なのは全ての現象が設計通りに再現されることと説明し、どんな条件下でどのように挙動するのか正確に把握しなければ量産化はできない、と語りました。 また、量産機として製造販売するには米国連邦航空局(FAA)から型式証明を取得することが必要であり、藤野氏が「そのための試験飛行は3,000時間におよび、提出書類は240万ページを超えた」と話すと、会場からはどよめきが起こりました。

藤野 道格氏
ホンダ エアクラフト カンパニー 社長兼CEO


藤野氏写真

2017年03月02日

第141回
「異端は認められた瞬間に先端になる-基礎研究からイノベーションへ、日本に例のないバイオベンチャーをつくる-」
2017年3月2日 コートヤード・マリオット銀座東武ホテル
私たちが使用する薬の多くは低分子化合物で作られていました。服用薬として使え、安価で大量生産できる一方、病巣にピンポイントで効果をもたらすことが難しく、副作用もありました。近年は抗体を使った創薬が大部分を占め、副作用が少なく特定の標的に対して効果を発揮しますが、開発・生産に膨大な時間とコスト、そして偶然の発見に頼らざるを得ないものでした。 菅氏は創薬の素として人体のタンパク質に含まれるペプチドに着目。化学合成によって数千億から1兆もある特殊ペプチドのライブラリーを試験管で作り出せる技術と、そのなかで創薬に使える物質を正確に組み合わせられる技術を確立しました。 「研究者の社会貢献はイノベーションをつくって技術で社会に還元すること」と語る菅氏はペプチドリーム社を設立し、世界中の製薬会社に特殊ペプチドのライブラリー使用権のライセンス提供を開始。ベンチャービジネスで成功を収めるとともに、創薬を通して病と戦う患者さんを助ける夢を実現しました。 「異端は認められた瞬間、先端に変わる」をモットーに研究を進めた菅氏。「将来的にはガンや認知症を治せる薬を開発できるだろう」と展望を語り、参加者からは大きな期待が寄せられました。

菅 裕明氏
東京大学大学院 理学系研究科 教授


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