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懇談会レポート

2026年01月26日

第159回
「サクセスフル・エイジング」
2026年1月26日 ホテルグランドアーク半蔵門
高齢化が進みAIが急速に発展する社会で、より多くの人が幸福感や充実感をもって生きるための「サクセスフル・エイジング」の実現に不可欠な要素として、狩野氏は、①身体的健康(食事・運動・睡眠)、②心の健康、③社会とのつながりという3つの要素を挙げました。自身の医師としての臨床経験を踏まえ、終末期に「良い人生だった」と感じる基準は、社会的地位や財産といった外的な成功ではなく、「自己統合(やりたいことを十分に活かしきれたか)」「自己決定」「人生の意味」といった感覚が重要であるとも指摘しました。また、終末期における後悔の要因としては、「自分に正直に生きられなかったこと」「働きすぎたこと」「感情を表現できなかったこと」「友人とのつながりを維持できなかったこと」が主に挙げられると考察しました。また、健康寿命を延ばすための食事・運動法、認知症予防、社会とのつながりの重要性についても紹介し、加えて人生の終焉から逆算して現在何をすべきかを考える「バックキャスティング」の考え方にも触れました。 狩野氏は、異なる世代間で成功体験だけでなく「失敗談」を共有することで、より社会的なつながりが生まれ、結果として充実した感覚をもって人生の最期を迎えられる可能性が高まると話しました。最後には、社会全体で多様な生き方を許容する新しい「型」を創造していくことが、特定の世代に限らず、すべての世代のウェルビーイング向上につながっていくと熱く語りました。

狩野 光伸 氏
岡山大学 副理事・教授
本田財団 業務執行理事

狩野先生.2026-1-26

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