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懇談会レポート

2019年01月28日

第147回
「長寿社会の課題と可能性」
2019年1月28日 コートヤード・マリオット銀座東武ホテル
秋山氏の専門であるジェロントロジー(老年学)とは、人間の高齢化にともなって生じた社会的課題を研究するもので、医学、心理学、社会学を中心に、哲学や経済学、政治学など学際性の高い学問分野です。世界の中でも最も早くから高齢化の課題に直面している日本は、この分野のトップランナーになれる可能性があります。秋山氏が千葉県柏市で行なった既存の都市コミュニティによる社会実験「長寿社会のまちづくり」では、社会の中で役割を求めているシニア世代に、自宅から徒歩や自転車で出かけられるエリアに就労の場を設けました。体力や自分の都合に合わせて自由に勤務できる仕組みは、人生100年時代のセカンドライフを充実させる新しい働き方といえます。また、秋山氏が関わる生活者(ユーザー)と共に企業、行政、大学が長寿社会に必要なモノやサービスなどを共同開発するプラットフォーム「鎌倉リビングラボ」では、ホームオフィス用家具や高齢者向け新型モビリティの開発が進められています。秋山氏はこうした取り組みを例に、日本は高齢社会をテーマとしたイノベーションによってビジネスを創出し、基幹産業化できるだろうと展望を語りました。

秋山 弘子氏
東京大学高齢社会総合研究機構 特任教授


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