Home本田賞2013年 贈呈式レポート

贈呈式レポート

※受賞者・ご来賓の所属・役職・プロフィール内容は受賞当時のものです。

2013年本田賞 贈呈式レポート

2013年11月18日、帝国ホテル

左より石田理事長・オーデン博士・バーバラ夫人・中島副理事長
34回目となる2013年本田賞贈呈式は、11月18日東京の帝国ホテルにおいて在外公館経済科学担当者、政策担当者、学識者、報道関係者など、230名を招き開催されました。
本年は、計算力学を創設し発展させた米テキサス大学オースティン校計算工学・科学研究所(ICES)所長のティンズリー・オーデン博士が受賞しました。

受賞者紹介ムービー

オーデン博士による受賞記念講演

「第3の科学~計算力学がもたらす科学技術革新~」


オーデン博士

「計算科学」は、数学やコンピューター科学、その他の主な理工学分野が交じり合う学際的分野です。過去の事象の解析や未来の予測。あるいは実際の実験をせずに何千通りものシナリオを試すことや、薬物設計・自然災害といった現代の実験科学の限界を拡張させたとしても手に負えない事象に関する研究など、旧来の科学では不可能だったことを可能にし、「理論」「実験」につづく「第3の科学」として発展してきました。
その発展は、コンピューターの小型化・高速化による貢献よりも、大半は有限要素法を代表とする広範かつ強力な計算アルゴリズムの劇的な進歩によって成し遂げられました。
一方で、計算科学が扱うモデルは現実を数学的に抽象化したにすぎないため、必ず誤差が生じます。よって誤差の予測・減少・制御が非常に重要であり、私はその研究に長年携わってきました。
第3の科学の登場は、これまでの教育・研究方法、さらには知識の獲得や理解といった考え方を間違いなく変革しつつあります。これまで夢物語とされてきたことは現実のテーマとなり、そして未来には、必ずや真の科学技術上の達成がなされることでしょう。

記念講演録PDF



ご来賓祝辞

駐日米国大使
キャロライン・ブービエ・ケネディ閣下代理
スティーヴン・ダイオカス 経済・科学部
科学技術・環境・医療課長
国際計算力学連合会会長
矢川 元基氏

本田技研工業(株)代表取締役会長
池 史彦氏

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